四徳温泉 ぬるぬるぷるぷるのつづき
昨夜はかなり飲んだ割にトイレや寒さで夜中起きることもなく暖かく朝を向かえる事ができた
シュラフから出るとかなり寒い…夜更けからだいぶ冷え込んだのだろう
シュラフはいつものダウンハガー#2なのだけど、今回初導入のダウンパンツとフリースのオーバーソックスが功を奏した
ダウンハガー#2の快適温度が0℃ 田貫湖キャンプ場で氷点下だった時は寒さで眠れなかった。
シュラフのスペックも大事だが、寝る際に身に着けるもの次第で快適温度を下げる事ができる。#2でも−5℃辺りまでなら安眠できそうだ
今回、妻は#2にインナーシュラフを入れ更に湯たんぽをインストールして寝たので「目覚めた時に家かと思った」と言うぐらい快適だったらしい。
因みに子供のシュラフはハーフレングスのダウンハガー#3 快適睡眠温度域が3℃と今回のキャンプでは厳しいのでRumplのブランケットを掛けて寝てもらった
このダウンハガー ハーフレングスは大人用ではあるが育ち盛りの子供にうってつけのシュラフだ
テントから出ると僕らが住む街の冬のような冷え込みだ。さっそくシェルター内のフジカに火を入れる
石油ストーブが明るくなるとあっという間にシェルター内が暖まった。コーヒーを飲みながらスマホを開く
因みにこのキャンプ場はdocomoだけが圏外らしい。朝起きてなんの情報も得られないのは不安だが、純粋に自然と向き合えるのも悪くはない。格好良く言えばデジタルデトックスってやつだ
ついつい癖でスマホを握ってしまう。画面を見ると着信が何件かあった
母親と兄からだ…LINEも数件の受信があるが圏外のため開く事ができない。
何事だ…?母に限っては数件というレベルではない着信件数だ
とはいえ連絡のしようもないし、麓に下りるにも道中対向車とすれ違えないほどの道が続く。この日は土曜日で朝からキャンパーが続々と押し寄せてくる…
まぁ何回も連絡するぐらいだから生きてるのは間違いない。母親の生存確認ができたって事で良しとしよう
気を取り直して朝飯の準備をすることに…朝からビールを飲みながら焚き火をして炭を熾す。連泊お籠りキャンプの醍醐味だ。
朝飯は昨日の豚汁といつものサバ定食。昨晩残ったホルモンを豚汁に入れておいたので更に旨くなった
ハエは昨日より少ないが相変わらず僕の背中にたかる。不思議なものでここのハエは食べ物やゴミには集らないのだ。ブヨかと思ったがやはりハエだ…一体なんなんだ?ハエ好みの匂いがオレの背中から出ているのか?
しかしどうにも歯が痛い…食後にロキソニンを飲んで気を紛らす。
昨日の夕方から焚火をし、今日は朝から焚火三昧…初日にキャンプ場で購入した薪だけでは足りるわけがない
このキャンプ場は持込み薪の制限をしている。産地不明な薪はご遠慮下さいとのことで自宅にある薪を持込むことは出来なかった。
しかしキャンプ場で薪を購入すると場内に落ちている枝が使い放題というサービス付きなので薪の節約ができる。(薪を買わない場合は500円かかる)
朝から薪割りをしたり、枝を拾いに行き鋸で切り焚火をする。これも連泊ならではの愉しみだ。
すると妻が枝を切りたいと言うではないか…鋸の使い方を多少教えたが、なかなか上手に扱えないみたいだ。
手が空いた僕は娘とドッチボールの練習を開始…だいぶ遠くに投げる事ができるようになった
妻はといえば乾いた枝を求め、あちこちに遠征している…鋸の扱いが上手くなりハマッてしまったらしい
サイト毎に倒木や枝が山積みになっている場所があるのだが湿った枝ばかりだ…日当たりの良い場所の乾いた枝を拾いに行き、枝を引きずりながら戻ってきてはひたすら斬る木こり女。
なにはともあれ朝から各々スローライフを満喫できた。
昼になりロキソニンの効き目が薄れたのか歯の痛みが増してきた…朝からビールなんか飲んでる自分が悪いのだが…
朝ごはんを多めにとったので昼食は食べず場内散歩に出掛けた。
このキャンプ場はなかなか広いようで、複雑な地形を活かした作りになっており、散歩というよりハイキングに近い感覚だ。
所々に石垣や祠、お地蔵様やお墓があり昔は集落だったのかと思わせるような不思議な土地だ
帰りにセンターハウスに寄りソフトクリームを買った。土曜日はセンターハウス内のカフェが開いていて生のクラフトビールやフルーツパフェをいただくことができる。
サイトに戻り小腹が空いたのでリンゴを食べるも歯が痛い…娘はリンゴを美味そうにシャコシャコと食べている…見ているだけで歯が浮いてきそうだ…
そうこうしていると温泉の時間だ。お籠りキャンプとはいえ思っている以上に時間が過ぎるのが早い…とにかくやる事が多いのだ。
おそらく主要な事をほぼ一人でやっているのが原因だろう
僕が所有しているキャンプギアは女性や子供が容易に扱えるものが少ないのだ。
シングルストーブひとつとっても点火装置がないものだし、武井バーナーやケロシンランタンなど扱い方を教えても意地でも使わないだろう…
今後は押したりひねったりすれば点火する火器も視野に入れるべきか…などと考えながら温泉のあるセンターハウスに向かった
つづく
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