フードストアあおき(西伊豆店)で、愛を叫ぶ

日々の徒然

お久しぶりです

今回は西伊豆の松崎町に滞在してきました

筆者の学生時代は旅行といえば伊豆半島ってぐらいよく行く土地で、大人になってからは特に西伊豆が好きになり、国内旅行の滞在日数では間違いなく一位に輝くエリアであります

西伊豆は昔と比べ大分アクセスしやすくなったものの、観光客が多くなく(外国人観光客も)自然豊かで食べ物も申し分なく、もちろん温泉もあり海は穏やかで透明度が高く…と、まあ数え上げたら切りが無いくらい個人的評価が高い土地であります。

しかしながらインバウンドの波は西伊豆まで押し寄せており、ホテルや旅館などの宿泊料金はじわじわ上がっている昨今、経済面でも充実した国内旅行が難しくなってきています

とはいえ真夏の伊豆半島はキャンプ(テント泊)に不向きであり(経験談)コンドミニアムや貸別荘で絞って探すことにしました

スマホ検索することたったの10分…ここ絶対間違いないぜってAirbnbで見つけたのが一棟貸しの宿『吟漁亭』です。

結論から申し上げますが、控え目に言っても、いや…控え目に言うつもりも無く只々素晴らしい宿でした

一棟貸し古民家宿 「 吟漁亭 - Ginryotei Matsuzaki 」 | 西伊豆・松崎町 築100余年の古民家
静岡県伊豆半島、西伊豆・松崎町に佇む一棟貸し古民家宿「吟漁亭- Ginryotei」。築100余年のなまこ壁の残る古民家を地元の職人たちと和モダンにリノベーションした1日1組限定の貸切宿。都心から約4時間の自然溢れる古民家で暮らすように滞在するできる場所です。

宿から自転車で10分強で行ける海も素晴らしく、なんと滞在初日は飛鳥IIがお出迎え

豪華客船を眺める父娘 朝一の海水は冷たいっすー

たまたま飛鳥IIが松崎港に初寄港する日だったらしく地元の方も朝から眺めに来ていました

沖の筏までチャレンジした娘は凄い

しばらくして海水浴客が増えてくると更に沖合から巨大豪華客船が近づいてきました

何やら同じような豪華客船が

なんと今年7/20に就航されたばかりの飛鳥IIIです

なんとまあイイモノ見れましたなぁ

この日は松崎町挙げての初寄港イベントだったみたいですね

横浜大さん橋みたいな盛大なイベントじゃないけど、キッチンカーも来ていて海の家がない松崎海岸で昼食にありつけたのはラッキーでした

昼食をとってひと泳ぎしたら買い出しを兼ねて町の探索です

松崎海岸は無料の駐車場とトイレがあり、冷水だけどシャワーもあるので車内が砂まみれにならずに済みます

因みにライフセーバーも常駐しているので家族客には最適。

車に乗り込み翌朝の食材を調達しにいきます

この町は歩いて散策できるぐらい良い意味でコンパクトなので離れたスーパーに用事がないなら車は面倒ですな

んで、立寄ったのが『フードストア アオキ』という中々の規模を誇る地域密着型スーパー

ブログタイトルにしているというのに画像がないのが残念で仕方ないのですが、何というか好きです。

「食文化の楽園」とか「パラダイス」とか謎の絵画?とか無人ピアノから流れる何とも言えない音楽とか…一発で気に入りました(家族共に)

肝心な食材もかなり充実しており地のものも豊富でした。

そんなこんなで必要な食材を調達したので宿に向います

チェックイン時刻より30分ぐらい早く到着してしまいましたが、隣の建物からすぐに女将さんが出できてくれました

女将さんといっても20代前半から中頃と思わしき容姿。ちょっと驚きましたが、とても親切で良い意味で客と一線を置いた感じ…なんというか、おもてなしの心が伝わってきます。

一通りの説明を受け、荷物を搬入している時に自転車を借りるのを忘れてしまったので慌ててLINEでその旨を伝えると直ぐに持ってきてくれました

ホストが近くにいると色々安心ですな

さて、シャワーに入りスッキリしてから暫し寛ぎます

全くのド素人(8歳)が即興で弾くピアノの割に不思議と聴いてられる

その昔 屋根裏で養蚕をしていたとのこと

この家屋は大正に建てられたもので100年以上の歴史があるんだそうで

当時の良いものは残してリノベーションしたレトロ・モダンな雰囲気が最高です

奥の荷物はご愛嬌

クッションは娘がどうしても持っていくというので仕方なく車に積み込みました…

さて、ある程度休憩できたのでチャリで近くを散策しにいきます

子供のチャリは持参しました

夜はBBQをするのでコンロもお借りしました。テーブルとチェア、あとオイルラインも借りれるので、炭と食材以外は持参しなくても大丈夫です

暗くなってから盛大にBBQをするなら光量のあるランタンも持参したほうがいいですね

とはいえ今回は盛大にBBQをするつもりはなく、今回はステーキ肉を焼く程度。キャンプに全く行ってないので、たまには炭火で焼く肉塊を食べたくなったのであります。

本日のチャリ散策は軽めにして宿に戻り夕飯の支度です

土間にある調理器具置き場

なんとこの宿 炊飯器が三種類(炊飯ジャー、土鍋、羽釜)もあります

筆者が選んだのはまさかの羽釜

その他 本格的な鉄のフライパン(大小)や玉子焼き器、鍋も数種類…ラーメン屋が開業できそうなサイズの物もあり本格的過ぎてテンションが上がります。

それにしてもコンロがヤバいです、家庭用ではあり得ない二重バーナーで10000kcalは余裕で出そうな業務用コンロ

こんなことなら炭火ステーキじゃなくても鉄フライパンで焼けば…中華鍋もあるから中華料理でも良かったじゃないと夢が膨らむ高火力好きな筆者

その他のキッチン設備には圧巻です。画像にはないものの、まさに日本料理屋のそれですね。魚はワラサくらいなら丸で捌ける程のまな板とシンク

包丁は出刃はないものの皆程よく研がれているし、お皿一つとっても安価な物がないし、何故かご自由に使ってくれとばかりの大量の昆布と花かつお…

と、余談ですが自宅に帰ってから調べたら若女将のお父様が日本料理屋を営まれてるそうで、銀座に35年 現在は月島に移転しお店を構えているそうです

なるほど…おみそれしました。

さあ、本日の味噌汁の出汁は鰹と昆布…そして『フードストア アオキ』で調達した亀の手で完璧であります。

さてさてメインのステーキを焼く段取りをと…

炭を熾す手間もガストーチがあるので楽チンと思いきや全く火がつかない

自宅屋外に置きっぱなしだったので湿気ってるのか全く炭に火が付かず四苦八苦する筆者

そんなヘタれ具合を冷やかな眼差しで見る母子…トーチを使おうが浮き輪に使う電動ポンプで空気を送ろうがなかなか熾せない

娘は飽きたのか井戸の手押しポンプで遊び始めてそれも飽きたのか部屋に入ってしまった…

なんだかんだで30分は炭と格闘していただろうか…高火力コンロと鉄フライパンでいいのでは?と幾度となく心が折れそうになりながらようやく炭に火が付く

余りの疲労で一枚の画像も残すことが出来なかったが、まぁまぁ美味しく焼くことができた

余りの疲労といえば、今日は4時前に起床し、車の運転やら海水浴やらなんやらで疲労度はかなりもの

夕飯を食べたら一気に体が鉛のように重くなり寝てしまおうかと思ったが、この宿を選んだ理由の一つであるバレルサウナに入らない訳にはいかないのであります

因みに筆者はサウナが苦手でして…

幼稚園の頃スイミングスクールに通っていて泳ぎ終えると強制的にサウナに入れさせられたあの日…

呼吸をするのも辛い高温の中、砂時計の砂が早く落ちないかと振ったり叩いたりしていたのを今でも思い出す

大人になっても付き合いで何度かサウナに入ったが、幼少期のトラウマなのか全く好きになれなかった…

しかし、それは日本式のドライサウナであり今回のフィンランド式サウナとは違うのである

なんせ筆者はサウナ初心者なので細かい違いは割愛させて頂くが、フィンランド式は60〜80℃のやや低温でロウリュというものでお 温度や湿度を上げることができるという仕組みだ

トラウマになったカラッカラのドライサウナと違うのである(多分)

そして近年 意識の高い人達から流行り始め、「整う」なぞという言葉までも日常で使うようになっている。

もはや入らない訳にはいかないではないか?

家族一同初心者なのでサウナの入り方というものをグーグルで調べてから入ることに…先ずは水着に着替え水分補給をする

サウナのスイッチを入れてなかったので室温の40℃ぐらいからのスタート…

あり得ないミスですが、入っていきなり熱いと嫌な思い出が蘇るのでサウナ嫌いな筆者には良かったのかも

しかも娘が熱さに耐えきれず外に出てはサウナに戻るを繰り返すもんだから室温がなかなか上がらないという半煮え状態

それでもじわじわ温度が上がってきて汗が吹き出てきました

試しにロウリュというものをやると一気に湿度が上がり全身から滝のような汗が出て堪らず外に出て水風呂に浸かる

冷てえーっ

グーグルによると水風呂は全身浸かるべしとのことだが、冷たすぎて絶対ムリ死ぬわ

後で調べてみたら日本式の高温ドライサウナの場合は水風呂とサウナを繰り返すらしく、フィンランド式の所謂『SAUNA』は水風呂に入らないことが多いというか水風呂自体ない場合が多いとのこと…危うく死ぬところだった(初心者談)

そのあとリクライニングチェアで夕涼み…あぁこれは幸せかも。

このルーティンを何度か繰り返してリクライニングチェアに寝そべり満天の夜空を見る

最後にシャワーを浴びてからのビール…あぁ幸せ。

鉛のように重かった身体が軽くなり、いつもよりぐっすり眠ることができた…筆者はサウナ『SAUNA』というものが好きになりました。

つづく

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