保険について考える(医療保険)

日々の徒然

有機溶剤作業主任者の資格を取得しました。

講習では居眠りをし、自宅ではビール片手に復習をするテキトーっぷり。

合格しなくても別にいいや的な気持ちで挑んだらまさかの合格。まぁ合格率90%以上なんでまさかではないのですが…

さてさて、前置きはこの辺にして今回は個人で加入している民間保険について考察しました。

保険大国と言われる日本。無駄に加入しているケースが多いのですが、もれなく筆者も無駄な保険料を払い続けていました。

見直した結果、馬鹿にならないお金が浮きました…これぞ倹約でげす。

給料は上がらないけど年々上がる税金と社会保障費

サラリーマンが現在の給料の手取り額を維持するためには先ずは倹約です。もちろん税金と保険の知識も身につけないといけません。

有機溶剤作業主任者なんかよりFP3級の資格のほうが有用だと思う今日この頃であります。

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民間保険の必要性

民間保険と言っても様々な保険商品がありますが、今回は個人的に乗り換えた民間保険…医療保険(生命特約)、ガン保険、自動車保険(任意)というラインナップです。

保険は万一に備えるものであって、極論を言ってしまえば万が一の時に払えるお金があれば不要ですよね。

では万が一とは…

人で言えば病気やケガでの就労不能状態や高度障害状態、死亡です。

物なら人様の大切な花瓶を壊したとか、子供がお友達のスマホを壊したなど、自動車なら事故での車やバイク、ガードレールや電柱、建物といったところでしょうか

万が一の時に払いきれる程度なら保険は要らないのですが、払いきれないものってなんだろうと無い頭で考えてみました

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実際に入院して分かったこと

筆者は実際に病気やケガで医療保険を通算二回使いました。因みに20年で二回です。

一回目は謎の肝炎。20日程度の入院と退院後の通院が1日でした。

入院中の医療費は高額療養費制度を使い、その他ベッド代食事代などは医療保険で賄い、会社を休んでる期間は傷病手当金と医療保険を合わせた結果、働いてる時と同等かそれ以上にお金が貰えた記憶があります。

二回目はスノーボードでのケガ。右肩の脱臼が慢性化していて手術することに。一泊二日の内視鏡手術でした。

それぞれの医療費や食事、ベッド代は覚えていませんが、スノーボードでのケガは運良くゲレンデのリフト券を購入することで加入する傷害保険が使えたので内視鏡手術に関わる費用の実費はなし。

この内視鏡手術は、肉体的にダメージが少なく回復も早いのですが、術後の痛みが強烈で自宅に帰っても通常の生活などできるわけもなく、2週間近く職場に復帰できませんでした。

この期間、つまり自宅療養中の保障は傷害保険や僕の加入していた医療保険では保障されず、手術の一時金と傷病手当で賄いました。

これって結構重要です。ケガで長期入院ってあんまりないんですよね…大体は自宅療養になります。

なら自宅療養でも保障してくれる保険に加入すればいいのではと思ったんですが、傷病手当金が貰えるので不足分は貯蓄しとけばいい話です。つまり無駄な保険となります。

もちろん傷病手当は休んだ期間の給料を全額貰えるわけではありません。

しかも連続して4日以上仕事を休んでいることが条件で、4日目から支給されます。つまり休み始めてから3日間は支給外です…一日目から支給してよ笑

まぁ僕の加入していた民間保険では対象外だった自宅療養期間の補償なので傷病手当という制度は手厚いと思いました

因みに術後のリハビリは苦痛でしたが、リハビリ費用は一回400円ぐらいでした。週に一度程度を約半年間…もちろん傷害保険を使いましたが、実費でも苦痛ではない程度の金額です。

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高額療養費制度と傷病手当があれば…

そんな実体験を振り返ると…医療保険いらないよね?ってなるわけです。

だって医療高額療養費制度と傷病手当で大体補償されちゃうんですよ…。

仮に大病して医療費が月に100万円掛かったとしても、高額療養費制度を使えば月9万も掛からないわけで、仕事も傷病手当があるので不足分は貯蓄分で賄えばいいわけです。

謎の肝炎で入院したケースでは、働いてる時よりお金が貰えたのはその月の話であり、当然実質マイナスです。毎月高い保険料を払ってるのですから全然マイナスです

つまり毎月の保険料を貯蓄に回せばいいだけで、なにも保険会社に寄付することはないのです。

二回目はレアケースなのかもですが、民間保険に入ってなくても問題なかったわけです。

まぁ、言ってしまえば二回とも万が一ってほどの病気やケガではないんですが…

要するに大病した場合に限り…いや、大病したとしても必要のない保険に数十万、数百万もの保険料を払うのはバカバカしいというのが結論です。

特に僕が加入していたガン保険は現在のガン治療では保障しきれないことも多いというまさか。完全に払い損です。

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見直しの結果

見直しというより解約する気まんまんでした。民間の医療保険はどこも似たようなもんなのが分かり、代わりに共済に加入しました。

僕の場合ですが、民間の医療保険とガン保険よりかなり手厚い補償内容で保険料(共済金)は月額半分になりました。

何故安いか…掛け捨てであることだけではなく、共済は生命保険会社のような営利目的じゃないからです。

共済は皆で出し合ったお金を共済事故に遭った人に支払う制度です。なので使われなかったお金は割戻金として毎年返金されます…各都道府県でも差はありますが、掛金の大体3割が戻ってくるみたいです。

ただでさえ安い共済金。さらに共済金年額の3割が戻ってくるとしたら…僕の場合で今までの民間保険料の三分の一程度で済んでしまうのです。

しかし生命保険会社は我々が出したお金を掻き集めて運用に回しています。大量に流入した資金を運用に回して莫大な利益を得ています。共済のような使わなかったお金も当然会社の懐に入ります。

たまに支払う保険金など屁でもないのです。大手生命保険会社のビルが都心の一等地にあり、社員が派手な暮らしをしているのも頷けます。

執拗に不安を煽るCMや保険に加入すれば一生安心というCM。イメージキャラクターの俳優さんも有名人ばかりです。お金が掛かってますよね…我々のお金で笑

そんなカラクリが解ると「なんだよ、詐欺じゃん」と思われる方もいると思いますが、決して詐欺ではありません。至極まっとうな会社であります。

手元に預貯金がない方や自営業の方は加入しても損ではないような気もします…まぁ損か得かは個人の判断で…

しかし手元にお金がないのに保険料は払えるってどうなんだろう…無駄の悪循環ってやつですね。

それなら先ずは共済に切り替えて余ったお金を貯えた方がいいのではないかと思ったりします。

共済の死亡補償で生命特約を付けても死亡給付金が少ないと感じる方は民間の生命保険(死亡給付のみ)に加入してもいいと思います。もちろん掛け捨てで。

僕の周りでも殆どの人は何らかの生命保険に加入しています。保険料を尋ねると結構な金額だったりします。

中には貯蓄性のある生命保険に加入していて毎年貰える一時金で喜んでいる人もいたりします。

それはそれで自分で貯蓄できない人ならいいのでしょう…自分で運用していたら数倍のお金が手に入ることを本人に伝えても理解してくれないのです。

保険は保険。貯蓄(運用)は貯蓄(運用)で分ければいいだけなのですが…

と、まぁ今回は民間保険の見直しをテーマに書きました。

その結果、民間の医療保険とガン保険を解約して共済に加入しましたが、この共済も今後更に見直していこうと思います。

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まとめ

  • 万が一のために高額な保険料を払い続けるぐらいなら貯蓄しましょう
  • 日本の社会保障制度(保険制度)は手厚いのでプラスαは共済か生命保険(死亡給付金のみ)の掛け捨てで十分
  • 保険は保険。貯蓄は貯蓄。
  • とにかく騙されてないか徹底的に調べましょう

医療保険だけでかなり長文になってしまいましたので自動車保険は別記事にします

自動車保険は任意とはいえ自動車を運転する人は必須な保険です。事故を起こせば高額になる可能性が高いので。

自動車保険も補償内容が同等かそれ以上で年間の保険料を半額以下にしました。その話は近いうちにでも

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