松崎港堤防の中心で、愛を叫ぶ

日々の徒然

蝉の声で目を覚ます。田舎の朝あるあるで朝から気分が良い

目覚めのコーヒーを淹れる時間、かるく散歩をする

飲み水には不向きだがトトロの世界観に浸れる
田園風景 宿を出るとこんな感じ

朝から散歩って犬でも飼ってなければ中々できないものですよね

因みに吟漁亭のコーヒーメーカーはシロカの全自動でした

コーヒー豆も常備してあるのでいつでも美味しく頂けます

この宿泊スタイルって何をやるにも自分達のペースで組み立てられるのが旅館やホテル泊と違うところ。

しかも今日は滞在中日なので朝からゆっくりできます

海水浴も自転車で行けるので、駐車場が満車になる心配も皆無

うまいコーヒーを飲んで、のんびり朝食を作り…

とはいえ朝から羽釜で炊飯は面倒いので炊飯ジャーで炊きました。我が家は現在ガスコンロ専用の釜、それ以前は炊飯土鍋を使っていたので電気炊飯器というものを20年以上使ったことがない

普段の朝はパン一個程度しか食べないのに旅先の朝食は何故かたらふく食べられる

西伊豆の地卵でご飯を頂く娘

肝心な米はド素人が羽釜で炊くより美味くできました…今時の炊飯ジャーって凄いのね

満腹になった娘が海海海と急かすのでチャリで松崎海岸に向うことに…

立ち止まって写真を撮ることができる自転車の良さ

この画像でピンときた人がいたらかなりのマニアです

ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』の舞台になった高校です(ドラマでは宮浦高校)

そう、筆者はドラマ版セカチューが大好きなのであります。何回観たことか…

松崎町を選んだのは宿があるからで、セカチューのロケ地だったとはつゆ知らず

妻がスマホで松崎町を調べていたらセカチューのロケ地だと知り…ホントに偶然

こうなると無性に観たくなるもの。昔は夏のドラマ再放送で毎年やってたのに…

時代は変わり、コンプライアンス的に二度と民放で再放送しないであろうこのドラマ

あの世界観に没入したくて旅行を更に楽しくするためにアマプラで全話レンタルしました

海水浴の帰り道も松崎高校のグラウンドで立ち止まってパシャリ

廣瀬亜紀が走っていたグラウンド

宿に戻ってシャワーで汗を流し、今度は車でお気に入りの「フードストアあおき」と「アサイミート」に向かう

本日の晩ご飯は刺身定食。鮮魚店があれば地魚でと思ったが、干物屋が多く鮮魚店を見つけることが出来なかったのは残念

再び宿に戻りアサイミートの揚げ物を赤星で流し込む

まだアツアツの揚げ物たち

アサイミートは松崎にある有名精肉店 精肉は全て国産であり、うまい肉が食いたいならここで買うのがいいだろう

筆者は献立の都合上、コストコで分厚いサーロインを購入して来たが、炭火焼肉的なBBQをやるならアサイミートで間違いないだろう。ソーセージやベーコンなどの加工肉もかなり充実していた

そしてこの店の一番の特徴はなんと言っても揚げ物である

普通の精肉店と違い揚げ物が揚がってないのだ

つまり食べたいものを注文してその場で揚げてくれるので、揚げたてアツアツを頬張ることができる

実際に店先で缶ビール片手にコロッケを頬張る若者もいた

今回チャリからわざわざ車に乗り換えたのは揚げたてコロッケを宿で食べるため

一番人気の川のりコロッケと素朴な味の勉三コロッケ 豚メンチは娘が美味い美味いと食べていた

その他、ハムカツやカレーパンも揚げたてでビールがすすむ

さぁ、腹ごしらえもできたことだし…本日最大のイベントであるセカチューロケ地巡りでもしに行きますか

…と、娘っ子にロケ地巡りの話をすると

「自転車で行くの?行きたくない。」

予想外の展開だ…チャリを漕ぐだけでも楽しい盛りの娘がまさかの拒否。

聖地巡礼のために海水浴を早めに切り上げたのが不味かったのか、涼しい部屋で豚メンチを食ったから外に出るのがダルいのか…

しかし見知らぬ土地で留守番させる訳にもいかんし…ぐぬぬ

そこで父は苦肉の策を講じる

「セカチューの続き観よっか?」

娘の暇つぶしにとファイアタブレットを持ってきたのが功を奏した

三話までは自宅で見せたのだが、まだ洗脳が足りないようだ…

「ほらここがさっき通った学校だよ、この田んぼの道が…」

とかなんとか今いる土地はドラマと同じ場所なんだと説明しながら彼女のテンションを上げていく

なんとなく乗り気になったところで

「チャリがかったるいならパパの後ろに乗ろっか」

と、チャリ2ケツをしたことこない令和女子にはこのパワーワードが刺さったらしく

「うん、いくー」と二つ返事で応えてくれた

気が変わらぬうちにと急いで出発することに

行きたい場所はいくつもあったのだが、今回は一時間程度で周れそうな場所に絞った。昨日から車や自転車でぐるぐるしていたので土地勘がついてきたのだ

さあさあ先ずはここから

この堤防。ここは絶対に外せない場所ですね

ここで亜紀が「好きよ、朔ちゃん…大好きだよ」と告白する場所

その他数々のシーンを思い出させる聖地中の聖地

柴咲コウが歌うエンディングテーマソング『かたちあるもの』が流れると涙が出そうになるのは筆者だけでしょうか?

これこれ。これやらないとね

堤防を降りると

ここも同じエリアですが、無人島で倒れた亜紀をおぶって朔が救急車まで走るシーンで使われた場所。

釣り人や駐車中の車が多く、直線を撮ることが出来なかった…

その他、おそらく父潤一郎が写真館を継ぐ件で妻富子とベンチで煙草を吸っていたシーンや朔太郎が大人になって小林明希と釣りをした場所だと思われる。

さて、涙を拭いて次の場所へ…

この神社も劇中出てきました

先程の港から那珂川沿いを自転車で走らせると次の名所が見えてきます

那珂川の浜丁橋

鉄の欄干が特徴的なこの橋も劇中よく出てきました

この橋で朔と亜紀が向かい合う古いフィルムのエンディング動画もまた泣けます

柴咲コウが歌う『かたちあるもの』が頭の中でリフレインして涙が出そうになるのは筆者だけでしょうか?

田舎の子のような我が娘

浜丁橋から川上に向うとすぐに次の橋が出てきます

なまこ壁が特徴的なときわ大橋も数々のシーンに出てきた橋です

画像右手の火の見やぐら近くの電話ボックスでスケちゃんが東京の彼女に電話をしていたシーンを思い出します

電話ボックスは撮影用だったのか今はありませんでした。

那珂川は夏でもいいですね~

因みにこの那珂川沿いのソメイヨシノは大澤地区まで6kmも続くそうで、樹齢80年の古木もあるんだとか。桜の季節にも来たいですね

この橋を渡ると松本寫眞館があり、この道を戻ると廣瀬亜紀の葬儀が行われた場所に行けます

しかしドラマを抜きにしてもこの町は古き良き時代を想わせる、どこか懐かし気持ちにさせてくれる場所です

自転車散策するには最適な町並みです

宿に戻る帰り道で宮浦高校の通学路や亜紀を乗せて走っていた田んぼの道にも寄りたかったのですが、お尻が痛くて限界を迎えつつある娘のことを考えて寄り道せずに帰りました

自転車の二人乗りはこのドラマには欠かせないものでした

祖父の松本謙太郎や父親の潤一郎と、スケちゃんとボウズと3人乗り、もちろん亜紀を乗せて走るシーンを思い出しながら自転車を漕ぐ

『かたちあるもの』を口ずさみながら涙が出そうになるのは筆者だけですか?

つづく

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