前回は灯油携行缶の記事を書きましたが、今回は給油に必要なアイテムや給油時、給油後にあると便利なアイテムをご紹介します。
フューエルファネル
携行缶のノズル経が給油口と同じ、または太い場合は漏斗やコールマンのフューエルファネルを使うのですが、フューエルファネルはフィルター内蔵なので砂やゴミなどがストーブのタンク内に入るのを防ぐこともできるので、一つは持っていたいアイテムです。
石油ストーブ以外でもランタンやシングルストーブに給油する時に使えるアイテムですが、急いで給油をすると溢れてしまうのでゆっくり注ぐのがコツです。
給油ポンプ
給油ポンプはタンクを持つことなく給油できるアイテムです。
筆者は手持ちの携行缶を長年使った結果、ポンプ給油に落ち着きました。
さて、このポンプは手動のものと自動ポンプがありますが、フジカ程度に自動は要らないので自宅でもキャンプでも手動ポンプを使っています。
筆者はシュポシュポの赤色が好きになれず黒いシュポシュポを使ってます。
この携行缶だとパイプが少々長いので、カットしても良さそうですね。
自宅用の手動式ポンプも勿論黒
本来はポンプ側にガンノズルを収納するのですが、ワケあって逆にしています。
上部の黒いポンプを10〜20回程プッシュしてガンノズルを握ると灯油が出ます。フジカの場合タンクがほぼ空の状態なら約20プッシュで満タン給油ができます。
給油が終わったら赤いボタンを押して空気を抜きます。
サイフォンポンプ
アズワンのサイフォンポンプはカラーバリュエーションが豊富です。
このカラフルポンプはホームセンターでは中々売ってないのでネットショップで購入しました。
※Amazonで購入する場合はカラーを選択して下さい。
因みにサイフォンポンプはその名の通りサイフォンの原理で液体を流す仕組みです。
灯油を送り出すポンプなのですが、管の中(パイプとホース)を灯油で満たし管内の空気を抜き自動で液体を流す、謂わば装置です。
サイフォンポンプを初めて使う方や、使ってるけどずっとプッシュしている方もいらっしゃると思うので正しい使い方を記事のおわりに記載しておきます。
トラスコ灯油ポンプ
トラスコの灯油ポンプはポンプをプッシュしてガンノズルを握ると灯油が出てくる仕組みです。ガンレバーを離すと灯油がピタッと止まります。
サイフォンの原理を必要としない便利なポンプです
JIS規格の灯油タンクの給油口、外径50、65mmに対応可能です。
サイフォンポンプに比べ灯油漏れが劇的に減りましたが、20プッシュは少々面倒です。
筆者は自宅用として使ってますが、適合するポリタンクをお持ちの方はキャンプサイトで使えばケロシンランタン等にも漏斗なしで給油できるので、とても便利です。
コンパクトになる給油ポンプ
エーモン工業の給油ポンプ
石油ストーブから灯油を抜き取ることもできるのは便利ですね。
※頑張ればサイフォンポンプでも抜き取れます。
高い位置から低い位置の物に給油する場合はサイフォンの原理で楽に給油や燃料の抜き取りができそうですが、構造的に握力に自信がないと給油できないような気もしなくはない商品です
エーモン工業と同様のポンプです。
用途は車からガソリンを抜く作業やオイルを抜き取る作業に使うポンプですが、口コミは余り良くないですね…
しかしキャンプで石油ストーブから灯油を抜き取れるので便利なアイテムみたいですよ。
ホースを自分好みの長さにカットすればサイフォンポンプより嵩張らないので収納に困らないというのも良いですね。
灯油ポンプは以上になります。
続いて給油ポンプを収納するケースのご紹介です。
サイフォンポンプはジェリカンの専用スパウトや、トラスコの灯油ポンプのように携行缶に取付けることができないので単体で収納することになります。
書類ケース
図面や書類を入れるケースですが、これが色々使えるスグレモノであります。
元々は車内の傘入れにと思いダイソーで購入しましたが、今ではシュポシュポ入れにしています。
給油したあとのシュポシュポって置き場に困るんですよね…地べたに置くわけにはいかないし、灯油の臭いも気になるし、かと言って専用のケースもなんだか安っぽいし…
今までは置き場に困った結果、画像のように張り綱(ガイライン)に引っ掛けてました。
そんな時に書類ケースがキャンプサイトのシュポシュポ問題を解決してくれます。
スポッと入る感じではなく、ちょっと押し込む感じで収納できます。
給油後のサイフォンポンプに必ず残る灯油は忘れた頃に垂れてきます
さて、この残尿のような症状もフタの密閉性が良いので臭いや漏れも今の所気になりません。
フタの開閉はロック機能があり、フタが何かの拍子に開くなんてこともありません。
因みにフタの下にあるロック機能でケースの伸縮ができるのでアイデア次第で長物のキャンプ道具を収納できそうですね。
おわりに
今回は灯油の給油時、給油後のストレスを解消するアイテムをご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか
最後にサイフォンポンプの使い方をご説明します。
携行缶の灯油を石油ストーブに給油する場合、石油ストーブタンク内の水位(灯油)より携行缶内の水位が高い位置あれば数プッシュで自動ポンプのように灯油が勝手に流れていきます。
しかし給油する時は石油ストーブのタンクが空の場合が多いので、水位の高低差は給油し始めではなく、給油中の水位を想定してください。
例えば石油ストーブのタンクより高い位置に携行缶があってもタンク内の灯油が増えて携行缶内の灯油と同じ水位になると送り出せなくなります。
つまり半自動で燃料を満タンにしたければ石油ストーブのタンクより携行缶を高くすればいいと言うことですね。
給油を止める時はエア抜きを行ってください。燃料ゲージを見ながら満タンになるちょっと前にサイフォンポンプのエア抜き(ポンプ上部にあるネジを緩める)を行わないと灯油が溢れてしまいます。
では、愉しいアウトドアライフを
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