鹿嶺高原キャンプ場-標高1800mで孤独とションベン

鹿嶺高原キャンプ場

標高1800mで孤独と葛藤のつづき

そうだ、車に別のタープ用ポールがあるんだっけ…

再び急坂を駆け下り、ひゅ〜ひゅ〜言いながら駐車スペースに行きドアを開けようと思ったら

車のキー忘れたよね…

時折ポツポツと降る雨 急がねば…いつ本降りになってもおかしくないぞ

再びソロAサイトに戻り駐車スペースまで駆け下りる

なんとかポールを握りしめオェオェ言いながら急坂を登り切る

ぬああぁぁ〜しんどい いったい俺は何をやりにきたんだ?トレランか?

とりあえず息を整え、新たなポールをテントにin

このポールは三本継ぎで最長180cmになる。135㎝にしたいのだが無論なるわけがない。しかしさっきのポールより幾らか長くなった

よし、長さ調整で石なり、薪なりを…

とりあえず近くにあった薪をポール下にに噛まして設営 タープもいそいそと設営

まぁ、やや不恰好だが初めて連結して張った割には上手くいった

このあと水の汲み忘れを思い出し、フリーサイトにある炊事場まで軽くトレラン

炊事場にある水道は湧き水と書いてあったから持ち込んだミネラルウォーターは いろはす一本だけ

Befreeの浄水器があるから湧き水も安心して飲める。水など重くなる物は極力持ってこないのだ。流石ベテランキャンパーは計算高い

ようやく腰をおろし、ビールをプシュ

あぁ…長かった。 このキャンプ場に着いてから1時間以上1人コントみたいな事をしてたわ…

颯爽とパイロマスター2に松ぼっくりと小枝を入れ焚き火開始

余談ですが このキャンプ場は標高が高いせいなのか ヤブ蚊はいなかったです。Aサイトは水場が近くにないからブヨも見かけなかったです。あと羽音的にはアブはいるのかな…とりあえずユスリカは大量にいました

全身に纏わりつき 鼻やら口の中に入ってくる大量のユスリカ、しかし焚き火をすれば不思議と一匹もいなくなる

少しマッタリしていたら遠くで銃声らしき音…

そうだ…熊でるんだっけ

落ち着いてみれば 野鳥の声しか聞こえない山の中に一人きり。

向いの崖の下からたまにガサガサと獣の存在 ついでに言えばスマホ(docomo)の電波も不安定…

パイロマスター2の可愛すぎる焚き火じゃあ不安でしかない。もう少し大きな炎が必要と判断…車に積んであるA4君を取りに再び駐車スペースまでトレランをするビビリな男

余談ですが、フリーサイトから上のサイトは薪になる木が大量に転がってます。ついでに言えば、炭捨場に新品の薪も捨ててあり、有り難くいただきました。

ヘロヘロでサイトに戻り 薪バッグ片手に薪拾い開始

今回はパイロマスター2で小さい焚き火を楽しむプランだったんで自宅からは少量の薪しか持って来なかったんですね…なんというか色々と裏目に出てきましたね。

先人が切った薪なのかな 助かりますな

こんなんも落ちてました。

なんでここに捨てるんだろ…帰り道に炭捨場あるじゃん…まぁこれも有り難くいただきましょう

今晩使う薪をあらかた拾って、ようやくキャンプのゆるいリズムになってきた。

上機嫌でA4君に薪を焚べていくビビりキャンパー

野鳥のさえずり 薪の爆ぜる音…これぞ至福の時間

ぬぬぅ…なんかくさい

くっさっ なんかくっさ

そう、先ほど拾った放置薪

火消しにションベンかけたなこりゃ

燃えるほどに猛烈なアンモニア臭が放たれ サイト全体がションベン地獄の様相

徐々にだが、やることなすことが裏目に出るように…

暫くしてションベンも燃え尽きたのかアンモニア臭はしなくなり 気持ちも晴れやかに焚き火再開

小腹も減ってきたから焼き鳥でも焼こうかね

この頃が一番幸せな時間だったことをまだこの男は知らないのであった。

標高1800mで孤独と下痢つづく

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