ソロで使うシルナイロンのタープを購入するにあたり、いくつかの候補の中からRabのシルウィングを選んだという記事を書きました
僕が購入した時は既に廃盤になってたのでオランダのアウトドアショップから個人輸入しました。
あれから2年ほど経過し、残念ながらシルウィングはメルカリや中古販売店でしか手に入らなくなっているみたいです。
そこで今回は、個人輸入等をせずに普通に買うことできるシルナイロンのタープを、自己中心的かつ超個人的な見解の元 ご紹介します。
ご紹介するタープは1~2人用の軽量タープで、タープ泊を意識したものを選びました。
もちろんテント泊でも邪魔にならないサイズと重さのものをピックアップしてます。
LOCUS GEAR Crescent Tarp / クレセント・タープ
先ずは前回のブログで候補に上がったタープからご紹介します。
シルナイロンの特性を活かしたデザイン性に優れたタープです
ピンと張ることでリッジラインが三日月(クレセントムーン)のようになるのがこのタープの特徴
上画像のように前のポールを高くしてリッジラインを強調した張り方がカッコいいです。
タープ泊でも良いですね。トレッキングポールで設営すれば更なる軽量化につながります。
静水圧平均約2,000mm
サイズ:リッジライン 3m, ベースライン 2.5m, フロント2.65m, リア 1.85m
本体重量:350g(ガイライン、スタッフサック込)
LOCUS GEAR Tarp X Duo Sil / タープX・デュオ・シル
個人的にデザインで選ぶならクレセントタープですが、幅広いアレンジ、実用性で選ぶならタープXデュオシルです。
タープXは、このデュオシルとソロシルがあります。タープ泊を意識した場合 多少重くなりますが、デュオシルの方が使い勝手がよいと思います。
上画像のようにペグを地面に直打ちすれば、雨風を遮断したりプライバシーの確保もできます。
因みにこの張り方は、タープ中央にあるループを使いガイラインで引き上げるようにして居住空間を確保しています。
負荷のかかるタープ中央のループ周辺はダイニーマクロスで補強されているので安心です。流石ローカスギア
静水圧平均約2,000mm
サイズ:長さ290cm x 幅290cm
470g(スタッフサック込)
尚、ローカスギアのタープはカラーバリュエーションが多いので自分の好みに合ったカラーが見つかるかもしれません。
HILLBERG TARP5 UL / タープ5UL(ウルトラライト)
言わずと知れた北欧テントメーカーの雄 憧れのブランドです
TARP5に使われている生地はヒルバーグ社の3シーズン用イエローレーベルのテントのいくつかで使用されているKerlon 1000で作られています。
その軽さもさることながら、引き裂き強度にも優れ、一般のテント生地(特にポリウレタンでコーティングされているもの)の約4倍に相当する引き裂き強度を誇ります。
と、まあコピペのような解説ですが、このタープのお値段が高いのにはちゃんとした理由があるってことです。
生地の劣化や故障が少ないので買い直す頻度が減ります…その結果、経済的でありSDGsに参加 貢献ということです。
TARP5の使用方法はほとんど無限とメーカーサイドが説明しているように、張り方のバリュエーションはローカスギアのタープXのように自由自在でしょう。
タープ泊やハンモック泊におすすめ
サイズ:315×215cm
本体重量:320g
PAAGO WORKS NINJA TARP/ニンジャ タープ
タープXデュオシルやTARP5のように張り方のバリュエーションが豊富で自由度が高く、多彩な設営スタイルが簡単に出来てしまうタープ
タープの2辺に内蔵された紐を調整して幕体を絞り込むという唯一無二のタープ 張り方にもよりますが、タープのテンションでポールを支える感じですかね。
もちろんオープンタープとして使えるのですが、シェルターとしてのバリュエーションが多いのが特徴です。
幕同士の連結も可能 仲間と夜会をしてそのまま雑魚寝も悪くないですね。
生地は30Dなので少々重いですが、いとも簡単に頑丈なシェルターが設営出来ると考えたら多少の重さは気にならないかもですね。
一度使ったら癖になりそうなタープです
サイズ:280×280cm
本体重量:470g(ガイライン6本、収納袋込?)
SEA TO SUMMIT Escapist 15D Tarp M / エスケーピスト 15D タープ ミディアム
1990年にスリーピングバッグライナーの製造から始まったオーストラリアのメーカー SEA TO SUMMIT
まだ新興メーカーといわれていた頃からのファンです。
個人的にはドライバッグ推しです(3つ所有)が、今回の企画から話が逸れてしまうのでまた別の記事にでも…。
そんな生地から製造まで拘りを感じさせるSEA TO SUMMITのシルナイロンタープは、15Dのシリコン/ポリウレタンコーティングが施されたウルトラ-シル®ナノファブリックで作られています。
僕が持っているドライバッグの生地は30Dのウルトラ-シル®ナノファブリックが使われていて、これでも薄くて軽いのですが、15Dとなると更に軽くコンパクトになるので、持ち運びは全く邪魔にならないでしょう。
タープ泊も もちろんですが、テント泊のお供におすすめのタープです。
値段は少々張りますが、コードアジャスター付のリフレクティブコードが8本付属されているのでコスパが良いです。
※コードアジャスターとはワンタッチでテンションが掛けられる自在のようなものです
耐水圧:1,200mm
サイズ:200×260cm
本体重量:300g(ガイライン、スタッフサック込?)
エスケーピスト15Dと同じ生地でで作られたウルトラシルナノタープポンチョも面白いので載せておきます。
Gossamer Gear / ゴッサマーギア ソロタープ
言わずと知れたULのパイオニアブランドです。
アメリカのハイキングカルチャーを代表するブランドであり、バックパックやテント/タープ、アクセサリーなどを展開 スルーハイカーに絶大な支持を得ています。
このゴッサマーギアの超軽量タープの生地(10D)は薄々のぺらぺらと思いきや、耐水圧1800mmの防水性能を誇ります。
しかも縫い目にシーム処理を施してあるにも関わらず本体重量は213g
このタープぐらいになると、もはやスタッフサックも要らないですね。ズボンのポケットにしまってもいいレベルです
まさにスルーハイクでのワイルドなタープ泊がハマります
耐水圧:1,800mm
サイズ:リッジライン310cm ベースライン272cm フロント213cm リア152cm
本体重量:213 g (本体)5 g(スタッフサック)
今回は以上となります。
自分が欲しいタープを記事にしてみましたが、どれも個性的で全部欲しくなってしまいました…
サイズが各々違うので本体重量に差がでましたが、使い勝手やデザイン、使う用途で選ぶことが最適解だと思います。
皆様の参考になれば幸いです
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