今回は芝生の三大害虫(スジキリヨトウ、シバツトガ、コガネムシ)に絶大な効果と散布のしやすさで好評なフルスウィングの使用方法と散布の仕方、注意点などを記事にしていこうと思います。
もちろん芝生の上でゴルフクラブをフルスイングしたわけではありません…す、すいません。
さてさて、前回の記事で芝生が枯れた原因はおそらくスジキリヨトウとコガネムシの幼虫による食害と判断しました。
となれば、これ以上被害を拡大させたくないので一心不乱にフルスウィングをサクッとポチッと購入しました。
では、サクッと薬剤(希釈液)を作っていきましょう
フルスウィング 希釈液の作り方
先ずはリーフレットを確認
スジキリヨトウとシバツトガの希釈倍率は1000倍 使用液量は1㎡あたり0.1ℓ
うちの場合はコガネムシの幼虫も駆除対象だから5000倍に希釈して1㎡あたり0.5ℓ~1ℓですね
親切に5000倍希釈液の作り方(使用液量0.5/㎡)も明記してあります。
って100ℓの水にキャップ1杯(約20g)って芝生面積100㎡の計算ですね…まあゴルフ場や公園の芝生用に開発された薬剤なんでこの作り方がデフォルトなんですかねぇ。
しかしながら我が家の芝面積は12㎡程度で、4Lのジョウロを使って散布します。そして使用液量は0.5Lではなく1Lで希釈液を作りたいと思います。
頭がこんがらがってしまいそうですが、ジョウロ4L分の水で5000倍の希釈液(使用液量1L/㎡)を作るなら…水4000ml÷5000倍=0.8ml うちの場合は12㎡なので、4L分の希釈液を3回散布すればいいだけです
しかし0.8mlはフルスウィング0.8gでいいのか?という疑問にぶち当たりますが、リーフレットの説明もキャップ1杯(約20g)みたいな感じなので、まあテキトーに笑
因みに、我が家ジョウロがたまたま4Lだったので12㎡÷4L=3回と、上手いこと割り切れたのですが、5Lジョウロのほうが何かとやりやすいと思います。その話はまた後で…
さてさて、頭の中でイメージが湧いたところで薬液散布に必要なブツを用意します
フルスウィング散布に必要な道具と装備
フルスウィングに展着剤、計量カップ、ジョウロと散水ノズル、あとはベランダに転がってたゴム手袋。
ジョウロは大分使ってなかったので水洗いしたらコガネムシが転がってました…
因みに芝生に農薬や殺虫剤を散布する時は長ズボンに長靴、ゴーグル、マスク、ゴム手袋を装着しましょう。危険物と有機溶剤取り扱いの有資格者であるこの私が断言します…はい。今回 長靴は履きませんでしたが、サンダルじゃあなかったので良しとしましょう笑
薬液の作り方
さあ、先ずは展着剤を薄めます。
展着剤はフルスウィングと同じ住友化学のダイン
計量カップで展着剤を混ぜてもいいのですが、500mlか1Lのペットボトルで混ぜる方が楽ですね…途中で気づきました。
付け加えるとペットボトルに水を半分ぐらい入れて混ぜた方が混ぜやすかったです。混ぜる時はボトルを強く振ると泡だらけになってしまうので優しくまぜまぜしましょう。これもやった後に気づきました笑
ついでに言えば展着剤は計量スポイトがあれば便利だと思いました。何事も経験ですね。
- 計量スポイトを準備
- ペットボトルも準備
- ペットボトルに展着剤と水を半分ぐらい入れる
- 優しくシェイク
こんな感じですかね…
さて、テキトーに展着剤水溶液を作ったら水溶液の量を確認してジョウロにぶち込みます。
そしていよいよフルスウィングの出番です。
中身を覗き込むとシバゲンDFに似た顆粒状でした。
ってことは、この計量スプーンが使えそう
すり切り一杯約1gってのがアバウトで好きです。結局このスプーンで0.8gをすくうのもアバウトですし笑
キッチンスケールで計れば楽なんですが、我が家のキッチンスケールは1g単位までしか計れないので使えません…0.1g単位のキッチンスケールが欲しいところ
しかし計量したいものがフルスウィングやシバゲンDFのような微量なものだけなら0.1g単位より0.01g単位で計量できるキッチンスケールのほうがよさげです。
と、よさげなキッチンスケールを紹介しときながら絶対に必要かと言えばそうでもないんで、一つ付け加えときます。
それは5Lのジョウロの場合です…フルスウィングを5000倍で希釈するなら1gの計量スプーンさえあれば希釈液が作れるからです。
と、単純明快で当たり前の話ですが、今更5Lのジョウロを買い直すわけにもいかないし、キッチンスケールはあったらあったで便利なので僕は買います笑
さてさて、話が脱線しましたが、約0.8gの薬剤をペットボトルに入れ、水を半分ぐらい入れてシェイクするわけですが、この辺でゴーグルやゴム手袋などを装着しましょう。
まぁベランダで干からびてた安物のゴム手袋なんでこうなりますね…気にせずペットボトルをシェイクしましょう。
十分に混ぜたフルスィング水溶液の水量を確認してジョウロにぶち込みます。
あとは残りの水をジョウロに入れたら5000倍希釈のフルスィング殺虫液の完成です。
先ほどの展着剤水溶液もですが、ジョウロに4Lの目印がない場合は混ぜた液体の量を覚えておきましょう。最後に水道水を入れる時に何リットル入れればいいか分からなくなります
因みに僕は目分量でした…
散布のしかた
一度に4Lなんで4㎡の芝生に散布します。この辺もアバウトに庭芝の三分の一に撒くって感じです
撒き方はというと、普通に歩きながら撒くわけですが、僕は前進ではなく後進(後ずさり)しながら撒きました。どちらでも良いと思いますが笑
お庭の広い方の場合、もし4Lジョウロで散布するなら、紐などで4㎡に区切っといた方がムラなく散布できるでしょう。
因みに一回目は散水ノズルを使って散布したのですが、ウチの庭は狭いので元々ジョウロに付いていたノズルのほうが散布しやすかったです
広いお庭をお持ちの方は散水ノズルのほうが効率的に撒けるのでオススメです
さて、ハゲ散らかした芝生が今シーズン中に青くなるとは思えませんが、これ以上の被害に遭わない為に今出来る対策をしました。
被害が拡大しなければフルスィング作戦は大成功です。
来年の芝生の為に今秋また散布しようと思います。
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