炙牛肉と哀提伯珈琲

白岩渓流園キャンプ場

家系渓流ラーメンと湧水コーヒーのつづき

いよいよランタンを点けないと近くのものすら見えなくなってきた

さぁ、晩酌の前に本日のメインを仕込もうではないか

吹き下ろす風が…

メインはローストビーフだ。漢字で炙牛肉と書くらしい…因みにタイトルの哀提伯はエチオピアと読む。全くどうでもいい話だ

塊肉を冷凍して持ってきたので色は悪くなってしまったが焼いてしまえば問題ない

しかし川上から吹き下ろす風で炭火が満遍なく塊肉にあたらない

とりあえず薪バックを風除けに使ってみたら上手いこと火が安定してくれた

バッチリ安定

川上から吹き下ろす風は強くはないが、ずっと吹き続けているので焚火をして煙たくなることは一度もなかたった。

長らくキャンプをしてきたが、一日を通して常に同じ方向から風が吹き続けるという経験は今まで一度もない。

サイトレイアウト次第で快適にも不快にもなるということだ。

またこのサイトに泊まることがあったら風上に向かってタープを張るのは良くないだろう…しかし川上を眺めながらコーヒーを飲むは最高だ。

夏はいい風が吹いて気持ちいいだろうし、晩秋は吹き下ろしが寒いので川下に向かってタープを張るべきだな…と、ローストビーフを焼きながら妄想に耽けニヤつく野生キャンパー

塊肉も焼き上がりアルミホイルに包んで保温をする。

さぁ、宴の始まりだ

自宅近所のスーパーで買っておいた塩ホルモン

このキャンプ場の周辺にはスーパーはおろかコンビニもないので食材やアルコール飲料はあらかじめ買って来たほうがいい

最高すぎる…熱々ぷるぷるのホルモンを次々に口に頬張りハイボールで流し込む。ウホッ

まさに野生ホルモンキャンパーの独壇場だ

以前記事にしたが、この焚火台にエコココロゴスは相性が抜群だ。

炭を網の近くにセットできるので強火で料理したい時にも対応する。

エコココロゴスの火が消えたので残りのホルモンは焚火で野生的に焼いていく…ウホウホ

野生的直火ホルモン

因みにエコココロゴス1個の燃焼時間は40分〜50分

常に風が吹いていたのでいつもより早く消えてしまったが、ローストビーフを焼いて、塩ホルモンもほぼ焼けた。十分な燃焼時間だ

さて、米でも炊こう

バックカントリーアルミポット やっと焚火で使えた

米はもちろん湧水で洗米し、湧水で浸水させた100%湧水の野生米…なんのこっちゃ

今回はくつろげるイスというものを持ってきていない。

小さなトリポッドチェアに座るか、THERMARESTのZシートソルの上に胡座をかくかの二択だが、長時間はどちらも足腰が痛くなってくる

やはり背もたれ付きの硬くないイスが欲しいところだ…

軽量かつ高品質で背もたれ付のイスといったらアレしかないだろう…何年も買うのを躊躇っていたイス…家に帰ったらポチろう。

さて、米も蒸らしたし、そろそろ塊肉の方もいい頃合だろう

うむ、完璧な火の通りである。

このキャンプ場は殆どのゴミを引き取ってくれるのだが、金属製のゴミは持ち帰りとなる。

金属製といっても缶ゴミはOKだが、乾電池やBBQの網、アルミホイルも持ち帰りだ。

早く知っていれば、ローストビーフにしなかったのだが、致し方ない

さぁさぁ、米の炊き具合を確かめようではないか

うーん…及第点といったところか…初めてのかまどだけに火力調整が上手く出来なかったのが原因だ

肉は冷ましてないのでローストビーフというよりタタキに近い仕上がりで、わさび醤油で食べたが声が出るほどの旨さだった

夕飯もペロリと平らげ、残りの薪で焚火を愉しむ

ナルゲンのステンレスボトルは湯たんぽ用に温めておく

周りのキャンパーも焚火を終えてテントに灯りがついている。

ここのお客さんは皆マナーが良いようだ。大声を上げる人や爆音で音楽を聴く者もいない

川の音で聞こえないという理由もあるが、キャンプブームは終焉に向かっているということだ

今後は増え続けた初心者も減り、キャンプ場でのキャンプをさせてもらう側の人間…つまりモラルやマナーを守れる者だけがキャンプ場を利用するようになるだろう

それでもブーム以前よりキャンプ人口は増えただろうから、キャンプ場の二極化は進むだろう

高規格でいつも予約でいっぱいのキャンプ場とそうでないキャンプ場

筆者は不便でも自然と一体になれるキャンプ場が好みなので、今後はさらに予約が取りやすくなるだろう。

そんな下らないことを考えながら夜は更けていく…

月を撮ろうかとスマホでパシャリ。酔っぱらってますね

さぁ、湯たんぽも出来上がった。歯を磨いて寝よう

今回の寝袋はダウンハガー#3のハーフレングス

就寝中に寒い思いをしたくないのでダウンパンツとダウンソックスを履き、インナー用ダウンベストにプリマロフトゴールドのジャケットを着て眠った…

寝始めは身体が冷えていたせいかジワジワと温かくなる感じで心地良かったが、だんだん暑くなってきた…

あ、暑い…我慢も限界だ

上半身を寝袋から出し、更にジャケットのジッパーを開ける

胸がムカムカしてきたので、いつかのソロキャンプを思い出し、急いでサクロンを飲んで横になった…

こりゃ結露しないわ

スマホのアラームで目覚める。気付けば朝になっていた

しかし昨晩は暑すぎた…寝袋以外は真冬でも耐えられる装備で最低気温10℃は寝苦しくて当たり前か

テントから出ると撤収作業をしている者や既に撤収している者もいた

今は6:15で筆者がそこそこ早起きかと思ったが、皆早い

野生的湧水朝珈琲

さっそくシングルストーブで湯を沸かす

湯たんぽの残り湯を使ったので40秒ぐらいで沸けてしまう。

もちろんエチオピアコーヒーだ 朝から至福のひとときである

さぁ撤収だ

今回はタープを張るか悩んだが、晴天予報ということと、景観を最優先にしたかったのでタープは張らなかった。

稚拙ながらタープ記事なぞを執筆している身としてタープを張らないのは如何なものか…とも思ったが、張る必要のない時は張らないに越したことはない。

どうせ張るならタープ泊でもすれば良かったと思いながらテントを撤収し始める

外気温とシェルター内の温度差がなかったので結露はなく撤収は早く終わった。タープ泊と何ら変わらない

時間はまだたっぷりあるのでゆっくりと念入りに汚れた道具を拭きながら片付けていく

こんなことが出来るのはソロキャンプならではだ

竈に灰や薪の燃えカスな残っているが、どうしたものか…管理人に聞きたかったが、まだ受付事務所は開いてない

撤収を終え、ゴミ置き場に箒と塵取りが置いてあったことを思い出す

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おわりに

今回は白岩渓流園キャンプ場にお邪魔させていただいた。

行きづらい土地ではあるが、その見返りに素晴らしい自然が待っている

また行きたいキャンプ場だ

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