家系渓流ラーメンと湧水コーヒー

白岩渓流園キャンプ場

連休がとれたので久々にソロキャンプに行ってきました。

場所は埼玉県飯能市にある自然丸出し野生感むき出しのキャンプ場 白岩渓流園キャンプ場です

今回のキャンプ記事はこれといった面白トラブルがなかったので淡々と備忘録を兼ねて執筆していきます。

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自宅からだと高速でも下路でも到着時間があまり変わらないので前線ベタ(下路)…2時間40分程で自然豊かなフィールドに行けるのはありがたい。

10:30に到着

チェックインまで少々時間があるのでトイレ掃除をしていた奥さんに声を掛ける

チェックインの時間まで場内を見学してますねと伝え、さっそく場内散歩

駐車場から一番近いサイト

電話予約でこのサイトを希望したのだが、既に予約済み…まぁ宿泊前日に電話したのでしょうがない

You Tubeなどでオススメしていたサイト

駐車場から近いだけではなく、トイレや炊事場からも近いし、なによりこの景観を独り占めできるのが憎らしい

川に手が届く

前日の電話でのやり取りで他のサイトを勧められるも初めて行くキャンプ場ということで奥さんにお任せすることにした。

駐車場に戻り、別の階段から下に降りると炊事場があり、炭捨場もあった。

なるほど湧水か…川の水を汲んで飲み水などに使おうと考えていたが、炊事場の蛇口から湧水とは朗報だ。

チェックインを済ませてから詳しく聞いたのだが、湧水は春に保健所が水質検査をしたので問題なく飲めるとのこと

煮沸すれば尚安心ですが、毎日そのまま飲んでいて何の問題もないと奥さん。と、ここまでずっと「奥さん」と勝手に言ってるが、奥さんなのか娘さんなのか雇われの身なのかは謎だ。

炊事場から更に階段を降りると川沿いにサイトが一つあり、赤いテントが張ってあった

因みにこの時間で昨日からのお客さんはこのサイトだけ。

階段を降り、橋の上から縦長のサイトをパシャリ

画像左側 二、三組は泊まれそうなサイト

このサイトの上にも縦長がサイトがあり、川を見下ろすレイアウトになっていた。

縦長サイトを通り過ぎると瀞があった

夏は子供が大はしゃぎなはずだ

まさに天然のプール それにしても透明度がヤバい。

この先は一つサイトがあり、階段を登ると別の駐車場があり、管理事務所のある駐車場から奥のサイトでもアクセスしやすいようになっている。

そろそろ11時になる…管理事務所に戻るとしよう

因みにこの駐車場から車を停めた駐車場まで100Mと看板に書いてあるが、起伏が多く階段や細い橋もあり、基本的には自然丸出しなので歩いて10分ぐらいはかかる。

駐車場に戻ると奥さんが待っていたようで受付にどうぞと呼ばれ、管理事務所で場内ルールなどを聞き、サイト料金を払う。

エチオピアコーヒーはいかがですかとセールスを受ける。買いますと即答したら凄く驚かれた…何故だ?

エチオピアコーヒーの説明を聞きエチオピアがコーヒー発祥の地ということを知った。

売られていたコーヒーは二種類あり、一つはエチオピアのカファという地域で育つコーヒーだそうだ。恐らくカファがカフェになったのだろう。

もう一つは違う土地で自生しているコーヒーだ。コーヒーの木が自生しているとは驚きだ。

野生のコーヒーと言われる所以だろう。

奥さんのコーヒー講義を聞き、初めての客ということなのか予約をしたサイトまで案内していただいた。随分親切ですな

わざわざ案内していただきました

このサイトになりますと言われたが、手前なのか奥なのかを尋ねると全部ですと言われる

ん、全部ですか?

はい、そうですね。

ソロでこの広さは贅沢過ぎる。

各サイトにかまどが設置してある。A4君を持ってきたが、サイトレイアウト次第では使わない選択肢が出てきた。

テントを川上に設営するか川下にするか…タープはどうする…などと、この広さ故に味わえる贅沢な悩み

しかもさっき見た天然プールがすぐそこ

サイトから見下ろす瀞

宿泊前日に予約してこのサイトにありつけるとは…

遠くに赤いテントが見える。あれがお隣りさん

因みにこのサイトの場合、隣接しているサイトというのはなく、このサイトの上の段に一つサイトがあるだけだ。

橋を渡った対岸にサイトらしきものがあるが、台風の影響で崩れてしまったのか使用できる状態ではなかった

そのお陰といったらなんだが、誰とも目が合わないので大自然を堪能できるのは確かだ。

お気付きの方もいるとは思うが、このキャンプ場は駐車場から各サイトまで歩いて荷物を運び入れる形となる。

このスタイルこそ筆者が好むキャンプ場だが、これをネックに思う方も多いだろう…

今回の荷物

因みに4輪のカートはまず無理。2輪カートでも橋を渡らないと行けないサイトもあるので最大限の注意が必要だ。

今回は諸事情で荷物が多い。カート無しで2往復したが、なかなかシンドかった。

さっそく設営。ペグの刺さり(入り)はいいとYou Tubeで情報を得ていたが、全く入っていかない…サイトによるのか?

地中の石を回避しながら下穴用のステンペグで何度となくチャレンジしてようやく設営完了

下穴用のペグがなかったら石を使って設営するところだった…実にクソ面倒くさい。

イーストン・バックパッカー8.5ペグが一本折れてしまった…

今回はインナーメッシュなしでコット寝スタイル クフ・シルにコットは初めての試みだ

今回はCP3(トレッキングポール)を忘れずに持ってきたしDPTE(Aフレーム仕様にできる道具)ももれなく持参してきた。

このテントにコットをインストールするにはDPTEが必須である。

設営して早速寝転んでみたが、クフにコットは微妙だった…天井が近すぎる。

気を取り直して設営後のビールをプシュっとやろうと思ったが、無性にコーヒーが飲みたくなった。

恐らく設営後にビール以外の飲み物を飲みたくなったのは初めてのことだ。

野生のコーヒーってやつを飲んでみたかったのもあるけれど、寒いのもある。この時点で18℃はあるが、ここは秋の山だ。日が翳って体感温度はそれ以下である

コニファーコーン(焚火台)にペレットもやっと実践できた。

画像で見ると二次燃焼してる感じだが、当の本人は確認できず。

さてさて、まずは自生しているという野生コーヒーを飲んでみようではないか

水はもちろん湧水

うぅ…これは美味い。野生っていうから独特な味かと思ったらめちゃめちゃ美味いではないかい

香りも凄くいい。湧水野生コーヒーを大自然で飲むことで飲んでる本人も野生になっていく感じだ…じつに美味い。まさに原人級だ。

普段はコーヒーを飲むと腹が満たされるのだが、何故か腹が減ってきた…もはや原人だ。

ペレットの炎が消えないうちに追いペレットをして鍋をドーン

DUG焚火缶

コイツの作り方は最初は弱火で徐々に強火にしていけば勝手に出来上がってしまう…実に簡単 ウホッ

徐々に強火にしていきたかったんだけど、ペレットって火力を上げるのが難しいのね…ウキーッ

しかも川上からの吹き下ろしで鍋に満遍なく炎があたらないのだ

なんと最後まで強火にならず、8分で出来上がるものが15分ぐらいかかってしまった…ムキーッ

じゃ~ん 冷凍家系ラーメンでございます

この冷凍家系ラーメンはDUG焚火缶Mにシンデレラフィットするのです

しかし鍋が深すぎて食べ辛いし海苔も立たない

しょうがないから蓋に移してと…

じゃ~ん

もしかしたら最初から蓋で作ったほうが良かったのか…ウキャッ?

まぁいいさ。渓流を眺め渓流の音を聴きながら食べる家系ラーメン…今後のキャンプで定番になりそうな予感がする

家系ラーメンで腹ごしらえは出来た。脂っこい食べ物の後はもちろん…

食後のコーシー

今度は別のエチオピアコーヒーを頂いたがこれもまた美味し。

食後のエチオピアコーシーに舌鼓を打っていると、女性のソロキャンパーが僕のサイトの上に案内されていた

気付けば対岸のサイトにも客がきていて、場内は賑わって来たようだが、川の音で人の声というものが全く聴こえてこない。

遠くに見えた赤いテントの客も女性のソロみたいだ…このキャンプ場は各サイトのプライバシーが保たれているし、場内に管理人の自宅があるので女性一人でも安心してキャンプができるのだろう。

そうこうしていたらもう17時近くだ。

秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので間もなく日が暮れてしまうだろう

さぁ一人夜会…いや、一人野会の準備をしようではないか

カラカラに乾いた薪のお陰で火付が良いのはいいのだが、燃え尽きるのが早いので炎を高くしないように薪を焚べる…この辺がベテラン野生キャンパーの知恵である。

炙牛肉と哀提伯珈琲につづく

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